ニキビについて

ニキビとは、尋常性ざ瘡（じんじょうせいざそう）という皮膚の病気です。
顔や胸、背中などによくできる赤いプツプツ、ニキビは、毛包（毛の根元にある袋状の部分）や皮脂腺が炎症を起こしている状態です。

ニキビのできる原因

① 正常な毛穴にもニキビ菌

ニキビ菌は正常な皮膚の毛穴にも住んでいます。皮脂腺で作られた皮脂は毛穴から皮膚の表面に出て行きます。

② 毛穴の出口近くの角化異常で

毛穴の出口近くで角化異常が起こった場合、毛穴が塞がれ皮脂は外に出られなくなります。

③ 皮脂がたまり炎症

皮脂がたまると皮脂が大好物のニキビ菌が増えます。ニキビ菌がいろいろな炎症を起こす物質を産生し、赤い炎症が起こります。

④ 炎症が進むとウミ

炎症がさらに進むと、広がった毛穴の壁が破れて炎症は周囲にまで広がり、ウミを持つようになります。

⑤ 刺激で悪化

ニキビをつぶしたり、髪の毛がふれたりすると、刺激でニキビはますます悪化していきます。

⑥ 悪化するとニキビ跡に

ニキビを悪化させると、治った後にニキビ跡が残ってしまいます。

ニキビの症状は悪化すればするほど、なめらかな肌状態に戻るのが難しくなります。また、炎症が長引くとニキビ跡や色素沈着を起こすこともあります。
できるだけ早い段階で治療を受けることをおすすめします。

ニキビの治療には、医療レーザーフェイシャルが有効です。
皮脂腺を刺激し縮小させることで、皮脂分泌のコントロールが期待でき、熱によりアクネ菌などを殺菌することができるため、ニキビでお悩みの方にも適した施術です。

サリチル酸マクロゴールピーリングでは、肌のターンオーバーを促進することでニキビの改善が期待できます。また併用してビタミンCイオン導入を行うとより効果的です。

これらの3つの治療がセットになったトリプルフェイシャルは、さらに高い効果が得られます。

シナール（ビタミンC）を内服するのも良いでしょう。